タグの乱暴な使い方がSEO対策だった時代

タグのひとつひとつに対して検索エンジンはどう評価しているのか、これをひとつひとつ調べるわけにはいきませんが、ユーザビリティを考慮すると自然と検索エンジンにも読み手にも優しくなることは多々あります。

ユーザビリティとSEOを混同してしまうことは、あまりよろしくないことなので、割り切る必要がありますね。
いくつかそういったタグについて書いてみたいと思います。

まず、今でも重要視されるという情報がある強調タグ。
<strong>タグと<em>タグですね。
<strong>タグを使う方が大半だと思いますが、コンテンツの重要キーワード全てに<strong>タグで囲ってしまうことは、かえって強調にならないですよね?

意味がわかりますでしょうか。
コンテンツの中で他の文章と比較してどこが強調されているかを示すものですから、一箇所か二箇所で抑えます。
かつてはこの<strong>タグが大きくSEOに影響を受けるということで、前述のように多用したサイトが見受けられました。

極端になるとコンテンツの文章全部を<strong>タグで囲んでしまうという乱暴な方法でサイトを公開していることもあったことでしょう。
<strong>タグで囲まれると太字になりますから、文章のすべてが太字になっていると、ソースを開いて見たものです。

箇条書きを検索エンジンは重要視するのかしないのか

箇条書きのタグである<ul><ol>の各タグについても検索エンジンは重要項目を並べていると判断しているようにも思えます。
しかしSEO対策での必須条件といえばそこまではないかなというのが正直な感想ですが、文章の構成や読み手のことを考えると、箇条書きには簡潔かつポイントとなる言葉が綴るには必要なタグです。

これを検索エンジンはどこまで重視しているのか、このエントリーではちょっと掘り下げてみたいと思います。

まずタグの説明をしておきます。
<ul>タグと<ol>タグの違いは、簡単に言うと番号付きかそうでないかの違いです。
<ul>タグは番号なしの箇条書き、<ol>タグは番号付きの箇条書きとなります。

番号付きを選ぶとSEO効果が高いというような情報はありませんが、どちらを使うか迷う人はいるようです。
スタイルシートを使わない場合は、使い分けが簡単ですが、スタイルシートでは箇条書きの先頭に来るマークを指定できるので、一般的には<ul>タグが多いような気もします。

SEOを意識するあまり、箇条書きの割合を増やすのは、読み手にとって読みづらい場合もありますので、あくまでナチュラルな文章構成を心がけることが、読み手にも検索エンジンにも優しいのではないでしょうか。

SEOよりもユーザビリティに関係が深いタグでしょうね。